院長ブログ 認知症について

認知症については、最近テレビでよく放送されていますが、避けて通れない状況になって来ているように思い、認知症の項目を設けました。
私自身は、認知症の方の入居施設であるグループホームの患者さんや当院に来られている患者さんを10年以上診療させていただいてます。
脳のCTあるいはMRIの検査で、脳に委縮があるからアルツハイマー病であると思われますが、必ずしも委縮はアルツハイマーだけのものとは限らず、他の認知症であっても脳に委縮がある場合があります。
認知症は主に4つのタイプの認知症がありますが、それぞれの型の認知症は治療法が異なってきます。
認知症の中核症状に対して、アリセプトやレミニール、リバスタッチパッチ(イクセロンパッチ)の3種類とそれらと少し異なった働き方をするメマリー等を使用します。しかし、認知症に対するこれらの薬は副作用が多く、又、患者さんに対する投薬量の加減で患者さんの状態が良くなったり、悪くなったりする場合が多々あります。

(続きます)